前回は、SEO対策としてのドメインの選び方について
書きました。
日本語ドメインで、サイトコンテンツを連想させるドメイン名なら
SEO効果が期待できるということでしたね。
今回は、もう少しドメインについての知識を深めていこうと
思います。
タイトルにもありますが、ドメインの形式には二つあります。
一つはサブドメイン形式、もうひとつはディレクトリ形式と
呼ばれています。
サブドメイン形式とは、以下のように表されるドメインです。
(○○○の部分には好きな文字列、abc.netはドメイン名です)
http://○○○.abc.net
次に、ディレクトリ形式とは、以下のように表されるドメインです。
http://abc.net/○○○/
一見、サブドメイン形式とディレクトリ形式では、○○○の場所が
違うだけで、大きな違いは無いように感じられますね。
しかし、○○○の位置が違うだけで、SEO上の効果は大きく異なってきます。
まず、ディレクトリ形式のURLのサイトやブログは、個別のサイトとして
扱ってもらえないということがあります。
つまり、http://abc.net/○○○
や
http://abc.net/×××
などのページは、すべて
http://abc.net/
のサイトの一部であると判断されてしまうんですね。
Googleの検索結果では、同じドメインのブログやサイトを
2ページしか表示しないというルールが存在するので、
ディレクトリ形式のページは二つまでしか検索結果に表示されないという
ことになるわけです。
例えば、「サッカー」について書かれた、
http://abc.net
というサイトのコンテンツに、URLが
http://abc.net/○○○
http://abc.net/×××
http://abc.net/□□□
http://abc.net/△△△
・・・
のページが存在していた場合、「サッカー」という
キーワードで検索したGoogleの検索結果には、
これらのうちのどれか2ページしか表示されないということです。
ぶっちゃけ、かなり不利になります。
自分のサイトやブログの、露出度が格段に減るわけですからね。
無料ブログサービスの中には、このディレクトリ形式を使用している
サービスも多く、もしも同じ無料ブログを使っている人と
競合してしまうと、一気に検索結果に表示される機会が少なくなって
しまいます。
一方、サブドメイン形式のサイトの場合、
以下のURLはすべて、別のドメインのサイトとして
Googleには判断されます。
http://○○○.abc.net
http://×××.abc.net
http://□□□.abc.net
http://△△△.abc.net
abc.comの前の文字列が異なっているだけで、すべて別のサイトとしての
認識になり、検索結果でも競合しなくなります。
つまりサブドメイン形式のほうが、ディレクトリ形式よりも
SEO上は有利ということです。
なので、無料のブログサービスを使用してブログを作成する場合も、
ブログのURLがサブドメイン形式になっているところを
選ぶようにすると、検索結果に表示されやすくなります。
私が把握しているサブドメイン形式の無料ブログサービスには、
以下のブログがあります。
So-net
Seesaa
excite
livedoor
menet
dti
どれを使うかは自由ですが、オススメはSeesaaですね。
一つのアカウントで複数のブログを作成でき、
管理画面も見やすいですから。
また、個人で独自ドメインを取得した場合も、
ドメインの中にフォルダを作成しまくるのでは無く、
サブドメインを作成していくことをオススメします。
そうすることで、少ないドメイン数で、多くのサイトを
別々に管理することができますからね。
最後に、今回の記事で書いたことは絶対ではないということを
覚えておいて下さい。
突然、Googleのルールが変更されて、サブドメイン形式も
同じドメインのサイトとして扱われることになる可能性も
ゼロではないですからね^^;